さよなら、夏

2017/11/02

 拝啓    初秋の候、夏が終わりを告げたようです。


あんなに鳴いていた蝉達はその姿を消して
いつの間にか炎天も見えず雨ばかりでしたね。
ぼうと小雨の降り続ける景色を見て一日を終える。そんな過ごし方が好きでもあります。

しかし夏の雨は嫌なものです。
あの澄み渡った青空が、真っ白な入道雲が、視界に揺らめく陽炎が見られないのですから。


たった62日。されど62日。
そんな一夏を僕は彼らと楽しみたいのです。


しかし、いざ夏を迎えると冬が恋しくなります。秋が来る事ばかりを考えてしまうのです。そして凍えるような寒さが降り立った頃に「嗚呼、夏はあんなに暖かったのになあ」なんて悔やみますね。


この夏を終えて僕は何を思うのでしょうか。
後悔などはありません。
また日を重ねれば、夏は再び僕らを迎えに来てくれます。それだけです。



ただこの夏はもう2度と迎えには来ないのです。


夜空に咲き乱れる色とりどりの火の華。


途方に暮れて塞ぎ込んだ夏の夜。


子供達を誘う不思議な音色の祭り囃子。


いつの間にかその上で眠りこけたあの畳の匂いと蝉の合唱。


貴方と夕陽に包まれた茜色電車。


貴方と歩いた黄昏時の帰り道。





ひぐらしの鳴き声が聞こえた。
悲しげな声の主の方へと振り返る。

もうそこにあの夏は居なかった。
貴方もいつかは




よく分からないものがメモ帳の奥底に眠ってました。拝啓がただ使いたかっただけの産物です。夏の締め括り的な感じで良いんじゃないんでしょうか(適当)
初秋の候は9月7日までだそうです。
今年の夏はとても早かった、そんな気がします。

今いる友達も皆毎日会えなくなるし大半はもう殆ど連絡も途絶えるんだろうなってそんな日が近づいてますね。怖いものです( ⁰▱⁰ )